あまり気にしてなかったが…

「心理学ってなんの役に立ってるんですか？」
ある知人に言われた一言。
この一言に即座に切り返せない自分。

大学で専門的に学ぶまでは、カウンセリングの
イメージが非常に強かったんだけど、実際に
いろんな本を読んだり、心理学の中のいろんな
領域にも足をふみ入れてみると、その範囲の
広さにただただ途方にくれるばかり。
臨床心理学以外にも認知心理学とか文化心理学
とか、色彩心理学とかいうのもあるらしいし。

心理学って一言で片付けるにはあまりにも広大な
領域。
それがなんの役に立つのか、そんな質問を受けて、
あまりにも答えがありすぎて返って答えに窮する
始末。
ここまで多様だと、すべてに心理学という名前を
冠していることが非常にうっとおしくも思える。

それでも、どんな名前がついていてもそれは
すべて人間に関する研究であるはず。
いつかいろんな領域の研究が収束していく点
みたいなものが見つかるといいなと思う。
そして、今自分が抱いているある種批判的な
気持ちを、いつまでも忘れずにこの学問と関わって
いけたらいいな。